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2007年4月

2007年4月23日 (月)

携帯電話で人間に感染するウイルス発生?

携帯電話で人間に感染するウイルス発生?スラッシュドット ジャパンより

ロイターの記事によると、アフガニスタンでは携帯電話で人間に感染する致死性のウイルスが発生したとの噂が流れているそうです。近年では、Symbian端末などでウイルス感染のケースもありますが、人間に感染する事例は聞いたことがありません。当然、アフガニスタン政府の担当相は否定しているようですが、パキスタンでも同様の噂が広まっているとのこと。どうしてそんな噂が流れるようになったのかが興味深いところです。

これ、笑えない話。

実際には・・・今日現在はあり得ないこと。

しかし、今後本当に起こりうる可能性も否定出来ない。なぜならば、これが絶対に起こらないという証明がないからだ。

これに限った事ではないが、絶対に・・・って言葉はまずあり得ない言葉なのだ。

例えば、私が明日寝坊しないということが、絶対にないとは言い切れない。

これは自分でコントロール出来る範囲の話であっても、寝過ごす・・・などの簡単な問題でなく、一寸先は誰にも何が起こるか解らないからだ。

これが、自分のコントロール出来ない範囲の話になると、尚更に否定できない。

リスクにも同じような事がある。要因がコントロール不可能なこと自体がリスクだから・・・

この話のウィルス感染が携帯電話を通じて・・・ってのは、先にかいた通り、今は想像外の話だけれど、携帯が進化してくるとあるかもしれないのだ。

1年半以上前に書いた記事で、インターネットを通じてアロマを調合するUSB接続の機械があった。たしかアロマモジュールって名前だったと思う。

これは何個かのエッセンスオイルが機械に入っていて、その調合具合で様々な匂いを作り出すもの。

これはあくまでも、安全なエッセンスオイルの調合だから、ウィルスとは関係のないこと。

しかし、直接的なウィルスでなくとも、気分の悪くなる匂いを作り出すことは可能かもしれない。アロマ系にあまり詳しくないのでなんとも言えないが、寝るときにはアロマポットにオイルを入れて使う程度の利用者としては、原液を嗅いだことがあるが、エッセンスオイルは濃縮されたものだから、結構キツイのだ。

匂いだけでも、こんな可能性があるのだから、五感を刺激する他のモノだったら、もっと可能性は広がってくる。

それよりも今回の話は、噂が一人歩きして大きな話になっているのだろう。

実際にあるかどうかは別にしても、このように心理的弱点を狙ってくるモノは、ダイレクトに効く。

子供のころ、プールの時間が好きでなかった。上手く泳げなかったからだ。お水遊び程度の頃は良かったが、泳ぎの練習がはじまる年代になると、途端に嫌いになったもの。

そうすると、本当に熱が出たり、体調が悪くなり、水泳どころではなくなったのだ。

読んでいる方にも、深くうなづいてくれる人がいると思う(笑)水泳でなくとも・・・

ようは、思いこむだけで本当に身体が調子悪くなるのが人間の構造らしい。その聞いた話のとり方だけで、大きく作用してくるのだ。

最近だと、携帯メールに直接届く悪質なチェーンメールなどがある。ワン切りやスパムは激減した。通信会社が努力している結果だと思っている。

チェーンメールの基本は、誰かに転送するように巧みに出来ている。

携帯に気分の悪くなるような内容のメールが届くだけで、気分はブルーになる。

内容によっては、外に出るのも恐くなるものもある。

携帯から人間に感染するウィルスよりも、利用者の気分が悪くなる内容のメールなどの方が、余程影響力が大きいと思う。

内容は、文章だったり、電話で誰かが話しているのかもしれない。

その中身が、心理的にダイレクトに刺さるものであれば、ウィルスよりも現実性が高い。実際に私も対応したことがあるからだ。

これだけ普及した携帯電話。1つの運ぶ道具として、誰しもが持っている。

肌身離さず持っている人も多くいる。だからこそ、コトが起こると影響力も大きくなるのだ。母数が大きい分だけ影響も大きい。

携帯電話から感染するインフルエンザが蔓延!って事は、まだあり得ないと思うが、携帯電話から影響を受けて体調が悪くなるメール・噂のが現実的でなかろうか?

直接影響だけがすべてではなく間接的な影響であっても、結果として影響力があれば、影響を与える側も影響を受ける側も大きな問題になる。

結局、人間が作ったものに人間が振り回されること。まだいいと思う。

機械が作った何かに人間が振り回される時代になれば、もっと厄介になるであろう。

しかし、その機械も人間が作ったものである。

余計にややこしい話になってきた。何かヒントを得たいものだ。

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2007年4月20日 (金)

会社が個人PCを調査することに同意しますか?

会社が個人PCを調査することに同意しますか?スラッシュドット ジャパン より

情報漏洩問題を受けて、勤め先の会社が、個人が所有しているパソコンを第三者の立会いで調査することになりました。詳細は伏せますが、大体の経緯は次の通りです。 

情報漏洩が発生(ニュースにもなりました)。原因は、業務ファイルを持ち帰ってウィルス感染した自宅PC上で仕事したため。流出させた方は懲戒免職。

第二の情報漏洩を起こさないため、社員の自宅PCを第三者の立会いで調査するとの指示。調査内容は、業務ファイルが無いことと、会社で禁止しているソフトが使われていないかを確認するとのことでした。

会社からはたしかに個人PCで業務を行わないよう指示を受けていましたが、同意もなしに私物を調査されるのは納得できません。皆さんは会社が行う個人PCの調査についてどのように思われますか?

とても興味深いことだ。この投稿に対してのコメントも結構参考になる。

色々な問題が絡み合っているので、何が問題なのかがハッキリすることは難しい。

しかしその範囲内を上記は明らかに越えていると私は思う。

個人所有のパソコンであれば、会社は関与出来ないはず。会社所有でないからだ。

でも、パソコンの中身について言えば、

もしも会社のデータが入っていて

そのパソコンの情報管理(ウィルス対策など)が出来てなければ

漏洩する可能性はある。

その中身の会社情報データを探すにも、プライベートなデータまで含めてすべてを探さなければ探したいモノは見つからない。

この会社にはまったく関係のない個人的なデータを、見せる必要もなく、見られる権利もない。自分のパソコンの中身だからだ。

普通に考えて、パソコンは家の外に置いてあるモノではないから、自宅の中に入ってくることになる。

先日のデンソーなどは、この方法をとれば良かったのかもしれない。結果論だが・・・

情報の入れ物(パソコン)がコンテナになり、情報の中身(会社のデータ)がコンテンツになる。

ここでいうコンテンツは、アナログだと紙媒体などになり、デジタルだとデータになる。デジタルコンテンツの移動に必要なモノは、物理的にはUSBメモリーやフロッピー(今どき使ってるのか?)、インターネット的には、メール添付、Web経由のファイル転送など・・・方法は様々ある。

コンテナごと移動する場合は、個人所有のPCを持ち込んだか、会社所有のPCを持ち出したかのいずれかになるだろう。

個人所有のPC持ち込みは、ココではナイと考える。でないとややこしい。

会社PCを持ち出す場合、どれだけ悪意があって持ち出しをしているのだろうか?

ほとんどの場合は、悪意なく持ち出しているのが現状だ。

しかし悪意があってもなくても、漏れてしまえば情報漏洩には変わりない。

コンテナにはハードディスクなどの記憶媒体がある。

このPCであるコンテナを、従業員に置き換えた場合どうなるだろうか?

記憶媒体は頭の中になる。ナースなどは手の甲にボールペンなどで書いている。

コンテンツには変化がないだろう。あくまでも会社の情報だから・・・

会社側に立って考えれば意味は解らなくもないが、見つけたいモノが見つからなく、見つけたくない個人的なモノが見つかっちゃった場合、どっちにリスクがあるか?容易に想像がつく。

調べられる側に立った場合、悪意を持った確信犯の場合ならば、抜き打ち実施でもしない限り発見することは難しいだろう。仮に抜き打ち実施をしても、毎日出来る訳ではないのだから、証拠残さずにコトを進めることが出来る。

まったくの何も解らない状態の人であれば、知らないのだから、発見してはじめて解ることも大いにあると思う。

こんな状況でも、実施することに意味があり、コストもかかり、プライバシーまで侵害しかねないことに、もっとも大きなリスクがあると私は考える。

双方にリスクがあることをガラス張りにして、知ることからはじめなければ、確信犯を見つけることは難しいだろう。

もっと他に方法はある。

もっとも、このPC調査を理由に家庭環境の実態調査をしたいのであれば、話はかわる。

そんなコトまで、本当に出来るのだろうか?

すること(双方)にも、リスクがあることだけは間違いない。

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2007年4月16日 (月)

Winny四文字熟語!情報漏えい当事者になってしまう人とは

Winny四文字熟語!情報漏えい当事者になってしまう人とはlivedoorニュースより

2006年のセキュリティに関する最も大きい問題のひとつが、Winny等を代表とするP2Pファイル共有ソフトによる数々の情報漏えいだったことは論を待たないだろう。官房長官が国民に向け、特定のソフトウェアの使用停止を呼びかけるという信じがたい事態が記憶にハッキリと残った

・・・中略

以上見てきたように、情報漏えいの当事者になるまでには、
1.業務と私用のパソコンをごっちゃにしたパソコンでWinnyを利用して
2.有名企業に勤務していたり役職についている人が
3.パソコンがウイルスに感染してしまう
という結構な狭き門を通り抜ける必要があることがわかった。

4文字熟語で例えるならば、これはまさに「玉石混交」である。ひとつは、良いものと悪いもの、優れたものとつまらぬものが物理的に未整理であり、ふたつめは、何が優れたものなのかの価値基準が整理されていない。Winny向けのウイルスを作る立場からすれば、この状態が存在する事が想定されているので、無料を餌にして、重要情報を釣り上げているわけだ。

なかなかに面白い考察だ。

玉な情報があるからこそ、問題が起きるのだ。

石な情報だけであれば、問題にも何もならない。石だから・・・

しかし、玉と石の見分けはどんな基準で決めるのだろう。

一般的なモノサシでは当てられないはず。そもそも一般的ってところがアヤシイ区分けだ。

ここではウィルスを作る立場からモノを見ている。これってとても参考になる考え方だ。

以前にもしつこいように私も書いているが、攻撃が最大の防御であることを私は信じている。

必ず何かが起こるときには、バランスが取れているのだ。自然現象は別にして、それ以外の人為的なモノはすべてがこれに該当する。

誰かが得をするように、誰かが損をする。人為的なモノが濃くなるほどに損得も明確になってる。

情報漏洩にも経済が働いているのが、この点になる。

損得は金銭だけで考えられるのもではない。非金銭的なことも十分にある。

最終的には金銭的なことに落ち着くのだが、一次問題として金銭でない事もある。

非金銭的に見える問題ほどに、甘く見えてしまうことや、陥りやすいワナがある。

ワナは自然と出来るモノではなく、作られた人工物だ。作られたものであるからこそ、厄介に出来ている。引っ掛かる人を巧みに仕掛けるために、周到に考えられたものだからだ。

ワナを作る側と、はまる側。ここにも経済バランスのように需要と供給がある。

ワナにはまった側が損をして、ワナを作る側が得をする。そもそも、この仕組みに価値がなければ、作る側もそんなに暇ではないのだから、作らない。

もしかしたら、暇な人もいるかもしれない(笑)ほとんど考えがたいが・・・

この需要と供給バランスに、玉石がのっかってくる。

二次元な世界から、三次元な世界になってくるイメージを私は持っている。

四次元まで言っちゃうと、話はややこしくなる(笑)

意図があるから、事は起きる。だったら意図も絵図もわかった上で行動したり対策することが、どれほど有効なのかはわかって頂けると思う。

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2007年4月15日 (日)

人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか・・・

人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(後編)ITproより

人は,何らかの被害が予想される状況でも「自分は大丈夫」と思ってしまいがちだ。防災研究家で群馬大学工学部教授の片田敏孝氏は,人のこのような心のあり方を「正常化の偏見(normalcy bias)」と呼ぶ。人々を守るべき「防災専門家」や「セキュリティ専門家」は,正常化の偏見にどう向き合うべきだろうか。

片田氏は「自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価したりしてしまう人の特性」のことを言う「正常化の偏見」を,「極めて人間らしい特性」と指摘する。不安をある程度無視しなければ,人間は生きていけないからだ。

もっとも正しいと私は思っている。この人間行動は・・・

リスクは常に身の回りに潜んでいる。そのリスクばかりを考えていては、ネガティブな思考に陥り、リスクを招いてしまう結果にもなってしまうこともある。

誰しもが”自分は大丈夫”と思いたいし、そう願いたいもの。

人間の思考特性である以上は、仕方のないことかもしれない・・・

しかし、仕方ないだけでは済まない問題も多く存在する事は言うまでもない。

それは、何を根拠に大丈夫!だと思うのだろう?

すべてにおいて必ず理由があるとは限らないが、何か根拠があって”大丈夫”と思っているはずだ。

もしもその”大丈夫”が、自分に都合良いバイアスをかけて見ていたものであるなら、自分だけにとっての”大丈夫”でしかない。

情報セキュリティも情報漏洩対策にも、自分だけが存在している訳ではないので、必ず相手も存在する。

心理学の言葉に、私はOK、あなたもOKってのがある。

この大丈夫は、上記のOKと同じように思えてしまう。

前回書いた

 

情報を持ち出しても・・・処分保留で釈放される?あってはならないこと

と同じく自分がいれば、相手もいる。その相手が如何なる行動に出てこようが、それに対応出来る手段を講じておくことが、対策の基本になる。

あり得ないことでも、それがリスク管理になる。

自分の行動特性を知ることが、まず第一歩のリスク対策になる。

それが、都合良く解釈してしまう特性ならば、それを前提に考えれば良いこと。

この前提なしに一方通行で考えるから、問題は発生し大きくなってしまうのだ。

敵を知り、己を知ること by孫子の兵法

本当に敵のことを知ってますか?何が敵でどんな行動を予測しますか?どのような事が発生し、リスクとなるでしょうか?

それでも、自分は大丈夫ですか?

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2007年4月11日 (水)

個人情報入り架空請求もエリアマーケティングの時代か?

中国地方で個人情報入り架空請求の携帯メールが多発、総務省が注意:INTERNET Watchより

総務省は10日、個人情報が掲載された携帯電話向けの架空請求メールが中国地方を中心に出回っているとして注意を呼びかけた。4月以降、総務省中国総合通信局(広島市)や中国地方各県の消費生活センターなどに苦情・相談が多く寄せられているという。

架空請求メールには、受信者の携帯電話番号と名前が記載され、「至急連絡お願いいたします。退会処理をなされていない場合は、年会費6万円の請求となります。」として、メールまたは電話で“退会処理”のために連絡するように促す。この架空請求メールは、Eメールおよびショートメッセージサービス(SMS)の2通りで配信されているという。


総務省では、悪質な業者が、何らかの手段で取得した個人情報をもとに架空請求メールを送りつけていると指摘。架空請求メール内に携帯電話番号と氏名を記載することにより、受信者の不安を駆り立てる狙いがあるとしている。架空請求メールの受信者に対しては、「不用意に連絡せず、身に覚えがなければ支払う義務はない」として注意を促している。

総務省のプレスリリース

エリアマーケティングなのか?

段々とイヤな時代になってきていることは間違いないようだ。

数年前の話。以前にも書いたが、コンピュータウィルスの話をしているときに・・・

最近は三多摩地区でも被害が拡大している・・・

(・_・)......ン?

ビックリしてしまった。コンピュータウィルスが特定の地域だけで感染するのか?

話した方の単なる勘違いだった事に気づくのに5秒くらいかかってしまった(笑)

携帯に送られるチェーンメールも、パソコンに来るメールよりも身近に感じる分だけイヤ度も増してくる。感じ悪いのだ。

この件でとても気になることが1つだけある。

内容も、手口も、従来からあったもの。

しかし、特定の地域だけで発生し、携帯番号とメアドが記載されている。総務省のページにイメージのPDFがある。

エリアは特定された訳で、通信キャリアとか、会員カードとかの、着信者に共通するものさえ見つかれば、情報ソースがわかるのではないだろうか?

PDFには住所まで書いてあったが、実際に見ていないからわからない。

もし住所までが、番号とメアドと名前とすべてビンゴしていれば、それもソースのヒントになるだろう。

RFIDなどの無線タグでプライバシーが**って話もあるが、ここまでターゲットが絞り込まれると、共通するものが知りたくなってくる。

以前にWinnyのようなP2Pファイル交換ソフト上で見たことがある。アダルトグッズの購入者リスト。新聞沙汰にはならなかったようだが、漏洩だったのだ。

こんなリストを使って、出会い系サイトのメールを無差別にでも送ればヒットする確立は高くなるだろう。

少なくとも上記リストで”健康に良い黒酢”のメールを送ってもヒット率は上がらないだろう。逆に健康に気をつかっている人に、美味しいけれど高カロリーな洋菓子などのコレステロール満載!な商品はうけないだろう。

今回のは架空請求の詐欺メールだったが、特定のエリアに住む人で、あと数個のターゲットデータがあれば、マーケティングには有効かもしれない。ヒット率が高くなるからだ。

しかし、その情報を正当な手段で入手していなければ、個人情報保護などにも抵触してくるので、使いたくても使えないのが現状。

だから、まともでないこんな使われ方をされてしまうのかもしれない。そもそも架空請求で詐欺だからだ。

やはり気になるのは、この情報って元は何だったのか?少なくともこの地域に関連するのは間違いない(笑)実際に送られているのだから・・・

今後も他の地域で同じような事が発生すれば、全国規模のソースかもしれない。

メールを受信してしまう側は、覚えがなければ対応しないしか方法はないだろう。

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2007年4月 8日 (日)

情報を持ち出しても・・・処分保留で釈放される?あってはならないこと!!!

製品データ持ち出しのデンソー技術者、処分保留で釈放:YOMIURI ONLINE(読売新聞)より

大手自動車部品メーカー「デンソー」(本社・愛知県刈谷市)の中国人技術者による大量の製品データ持ち出し事件で、名古屋地検は6日、横領容疑で逮捕された楊魯川社員(41)を処分保留のまま釈放した。

横領したパソコン価格が6万円と低額ですでに返還していることから同地検は、不起訴(起訴猶予)にするとみられる。

県警は、不正競争防止法違反(営業秘密の侵害)の適用も検討したが、〈1〉楊社員はデータベースに接続する権限を持っていた〈2〉記憶媒体の受取先が特定できず、楊社員が不正の競争の目的を持っていたか立証するのは困難--などの理由で、適用を断念した。

また毎日新聞 2007年3月17日 東京夕刊より

調べでは、楊容疑者は昨年10~12月、会社貸与のノートパソコンに、社内データベースを通じて、エンジン設計などに関連する大量のデータを取り込んだ。このパソコンを自宅に持ち帰り、私有パソコンや外付けハードディスクにデータをコピーしたとみられる。

押収した貸与パソコンを分析したところ、複数の記憶媒体に接続した形跡を発見した。また、データファイルにも、データ転送で生じたとみられる断続的なアクセス記録が残っていた。自宅や職場で見つかった複数の記憶媒体と照合した結果、貸与パソコンと接続した形跡があるのに、見つかっていない記憶媒体が存在することが分かった。

また、押収した複数の記憶媒体を分析したところ、暗号処理やパスワード設定がされ、データの内容が確認できないものや、解読しようとすると記録が消えるものもあった。自宅の私有パソコンはハードディスクが取り出されて壊され、証拠隠滅されていたという。

という話だ。

以前にも書いたが、中身のデータでなく、外見のデータを入れる箱(ディスク)についてしか問題になっていない。

これは現行法の問題でもある。

法律の問題だとしても、企業や関係者の被害はどうなるのだろうか?

実際のプロセスは、どのように行ったのかわからないが、少なくとも猶予を与えてしまったことには変わらない。

若しくは、**な都合でそうなったのか?・・・もしれない。

二元論で考えてしまう単純な私としては・・・やり方を間違えたのではないか?と疑問を持ってしまう。中間があったことを考えると、何ともこの件はやりきれない。

証拠隠滅することは難しいことではない。難しいこととしては時間的余裕がなければ出来ないってことくらいだろう。

どんなに解読すると記録が消えるものでも、やり方はいくらでもあったはず。

結果論だけで言うつもりは毛頭ない。

そのプロセス上での間違いが原因としか私には思えない。

こんなことがまかり通るのであれば、こんな事件は一向に減らず、逆に増加するだろう。

犯罪にも経済が成り立っている。犯罪経済学ってのもあるくらいだ。

なにも難しいことではなく、単にやっちゃう側が何かの収穫とトレードオフしても、どっちが良いか?だけの話だ。

ここまでの事件にならない問題も企業では多く抱えていること。

いずれの問題においても、調べる側と調べられる側がいた場合、どっちが有利であろうか?

これは調べる側だと思っているのであれば、大きな間違いだ。

調べられる側、今回の場合だと持ち出した側の立場でモノを考えなければならない。余裕や隙を与えない方法で出来うる限りの保全をしなければ、なにも証拠も残らないのだ。

警察当局が動くような状態になれば、それなりのこともできるが、民間レベルでは無理なことも数多くある。しかし、その中においてもそれなりのことが出来るってことを強く言いたいのだ。これがプロセスの話になる。

狙う側と狙われる側のどちらが強いかと言えば、狙う側が常に優位に立っている。狙う側の思考とあり得ることを考えないから、狙われる側&調べる側&守る側が弱くなってしまう。

では常に弱い状態のままなのだろうか?

裏の裏は表のように、方法はいくらでもある。

ちょっとお粗末な結果だろう。

対策を行う者の1人としても、これはあってはならないことだし、もっと賢い対応策で防衛出来るのに出来なかったのか、しなかったのか?・・・・

セキュリティは両面から考え、アプローチすることが最重要なのだ。

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2007年4月 2日 (月)

自転車に乗るときにヘルメットしますか?

日々、見えるものを全部セキュリティで考えてしまう。

身体化したようにセキュリティ思考になっている。欧米か?みたいなものかもしれない(笑)

私は生まれてからずーっと東京育ちなので、自転車に乗るときにヘルメットを被ったことはない。地方の自転車で通学する小学生などが被っているのを見たことはある。最近では自転車に乗る機会はほとんどない。

先日、危ない光景を見てしまった。

自転車に乗る主婦+子供2人の3人乗りだ。3人乗りはよくある光景。

中学生の2人乗りとはちょっと訳が違うからだ。

その3人乗り自転車は、車道から歩道に向かっていた。歩道の近くには、横断歩道があり、そこには段差のほとんどない歩道との境目があった。

この段差のないところから数メートルのところには、段差の大きい歩道との境目があった。45度くらいの角度がついた斜めの段差。

ここに斜めからアプローチせずに、ほぼ正面に近いアプローチで勢いついた自転車はさしかかった。

自転車は、飛び跳ねるように買い物かごの袋やシーソーで思いっきり浮いたときのように飛び上がった。着地でバランスを失い自転車は転倒した。

子供は2人で、前には2-3歳くらいで、後ろには幼稚園くらいの子供が乗っていた。

子供は、頭を打っているかもしれない。もちろんヘルメット無しだった。

車で走っていたので、危ないっ!と思い、自転車のヘルメット着用率を走りながら見ていた。

数と率はわからないが、同じ3人乗りのような自転車でヘルメットを被っている人たちを見た。意外と多いようだ。

昔って、私が原チャリの免許を取った当時は、ヘルメット着用が義務でなかった。

今でも半キャップのような、頭を守るために被ってないような連中も見かける。

当時は義務でなかっただけで近所へはノーヘルで走っていた。ちょっと遠くに行くときはちゃんと被っていた。

バイクでも自転車でも、義務でもそうでなくとも、二輪車である以上は”倒れる”モノであり、乗っている人が頭を打ってしまうことさえある。そのために頭を守るのがヘルメットの役目だ。

知っている方で歩いているときに、自転車が突っ込んできて頭を打って亡くなってしまった人もいる。自転車に乗っていなくとも、歩行中でもそんな危険が実際あるのだ。

情報セキュリティと同じで、原点でもある当たり前のことに気がついた。

私自身が自転車に乗るのにヘルメットを被るなんて考えたことがない。それは単に習慣としてないから。ただそれだけのこと。

しかしよく考えれば倒れるかもしれないって言うか、倒れるのだ。二輪車である以上は倒れるのだ。四輪車の自動車などが倒れることは事故でもない限りない。それは止まっている状態が通常ポジションであり、四カ所で安定自立しているからだ。

では、補助輪付きの自転車なら倒れないのだろうか?それは自動車と比べても均等で安定した四カ所で支えていない。後輪の両側に補助輪がついているだけ。

これ、日常の中にも同じようなことが多くあるような気がしている。

何かあるまでは気がつかず、わからないからだ。

少なくとも、私自身がセキュリティ対策をしているのに自転車とヘルメットの関係を理解していなかったからだ。

情報漏洩なども、漏れるまでわからないもの。

わかっていれば、その対策もできるはず。するか、しないかは別にして・・・

何かこの中にも考えてしまうようなヒントがあると思う。

皆さんは、どう思いますか?

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